タイのバンコクに移住した経営コンサルタントの日記

タイのバンコクに移住した経営コンサルタントが、「タイ移住」「タイの生活」「タイのビジネス」について語る

2018年07月

タイで収入がある方は、
タイの資産をどのように運用するか、という悩ましい問題が発生します。

正直、タイの金融商品は未発達で魅力的なものは少ないです。

米国や日本では、株への分散投資の手段として、
Exchange Traded Fund(ETF)が人気ですが、
タイは17個しかありません。

その17個の中で海外株式を対象としているものは、
中国のCSI300 Trackerに投資するCHINAのみ。

また、ETF選定時に重要とされている4項目は、

1.「売買高」
非常に低い水準です。
一番高いBMSCITHで1日の売買高は172MB(575百万円)程度

2.「純資産残高」
非常に小さいものが多いです。
一番高いABFTHで9,496MB(31,759百万円)程度

3.「信託報酬」
0%~0.8%程度

4.「トラッキングエラー」
どの程度なのか不明です。
SETのサイトには記載されていないようです。

よって、タイでETFを活用した分散投資は困難といえる状況です。

下記がETFのリストです。

Thailand ETF list

タイの洞窟に閉じ込められた13人の救出ニュースを見て思うこと

【事件の概要】 
・6月23日
 少年12人とコーチ1人が行方不明というニュースが報道
・7月3日
 洞窟内で13人の無事が確認される
・7月8日
 少年達の救出が実行される
・7月10日
 13人の救出完了

【印象に残ったタイ人の反応】
・少年達が無事に発見された直後の7月4日、タイ国政府観光庁のChiang Rai地区の役職者が「洞窟を観光地として世界に売り出していく」という旨の発言をする
・上記の発言者に対する処罰は特になし(私の把握している限りですが)
・上記の発言についてタイ人の友人に感想を求めると下記のような解答が
 「発言のタイミングは悪いと思う。一方で、観光資源のないChiang Raiが洞窟を観光地として活用することは合理的なことだと思う」
・13番が含まれる宝くじが大人気
・洞窟内を透視した僧侶の乗っていた車のナンバーの含まれる宝くじが大人気

【タイ人の反応について思うこと】
・日本だったら、上記のような発言をした人は解雇等の処罰があってもおかしくないよな、と
・タイ人は常に前を向いて、合理的な判断をしていくことに、日本人よりも抵抗が少ないのではないか


タイには、
ツナ缶世界最大手のTHAI UNIONという会社があります。

なぜ、タイにツナ缶世界最大手の会社があるのか仮説ベースで考えてみました。

■タイのツナ缶市場概要
・1980年に、オーストラリア資本が、タイで初めてツナ缶の生産を開始。
・原材料であるツナは約90%を輸入。
・生産されたツナ缶の約90%は輸出。

■なぜ、タイはツナ缶世界No.1なのか?
・商品特性:
コモディティ(基本的には価格で競争するしかない)・
よって、低コストで商品提供できる企業が勝つ。

・主なコスト:
-人件費:
意外ですが、売上の5割程度を占めるようです。
理由は、魚の身を取り出す工程は機械での代替が難しいため、
大量の人手を必要とするため。
→ミャンマー、カンボジアからの出稼ぎ労働者を活用して低コストに抑えているのでしょう。

-原料:
ツナ缶の原料となるツナ。
→大量に仕入れることで価格を抑えるなどしているのでしょう。

-ロジスティックス:
原料の輸入、完成品の輸出にかかるロジスティックス費用。 
→タイ及びその周辺アジア(日本も含む)でツナの現状が漁獲されているため、
ロジスティックスコストは比較的は安くすむ。


■REITとは
REITは、投資家から集めた資金で不動産への投資を行います。
そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資とし、
投資家に配当を出します。

■REITカテゴリー

■上場しているREIT
タイには20の上場REITがあります。
1. AIMIRT
AIM INDUSTRIAL GROWTH FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
2. AMATAR
AMATA SUMMIT GROWTH FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
3. BOFFICE
BHIRAJ OFFICE LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
4. B-WORK
BUALUANG OFFICE LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
5. DREIT
DUSIT THANI FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
6. GAHREIT
GRANDE HOSPITALITY REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
7. GLANDRT
GLAND OFFICE LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
8. GVREIT
GOLDEN VENTURES LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
9. HREIT
HEMARAJ LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
10. IMPACT
IMPACT GROWTH REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
11. LHHOTEL
LH HOTEL LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
12. LHSC
LH SHOPPING CENTERS LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
13. MIT
MFC INDUSTRIAL REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
14. SHREIT
STRATEGIC HOSPITALITY EXTENDABLE FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
15. SRIPANWA
SRI PANWA HOSPITALITY REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
16. SSTRT
SUB SRI THAI REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
17. TPRIME
THAILAND PRIME PROPERTY FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
18. TREIT
TICON FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
19. WHABT
WHA BUSINESS COMPLEX FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST
20. WHART
WHA PREMIUM GROWTH FREEHOLD AND LEASEHOLD REAL ESTATE INVESTMENT TRUST


■各REITの配当(2017年)
・8番GVREIT
 オフィスビルPark Ventures Ecoplexを保有
 5.11 %
・10番IMPACT
 イベントがよく開催されているIMPACTを保有
 4.62%
・11番LHHOTEL
 Grande Centre Point Hotel Terminal 21を保有
 3.62 %
・17番TPRIME
 Mercury Tower 、Exchange Towerを保有
 0.64%

17番のTPRIMEが不調ですね。
大型テナント失ったりしたのでしょうか。
調べてみようと思います。

■参考URL
https://www.set.or.th/en/products/listing2/set_pfundreits_p1.html


タイのスタートアップエコシステムについて簡単にまとめてみました。

【目次】
 ・タイのスタートアップエコシステムの変遷
・現在のタイのスタートアップエコシステム
ー概要
ー主なスタートアップ
ー主なVC


【タイのスタートアップエコシステムの変遷】
■2012年
・資金調達したスタートアップ数
3
・資金調達額
$2.1 million
・最大の資金調達額
$2 million
・ベンチャーキャピタルのファンド調達額
$7 million ;
・スタートアップに投資したVC、企業数
1
・スタートアップに投資したエンジェル投資家の数
2
・スタートアップアクセレレーターの数
1

■2015
・資金調達したスタートアップ数
60+
・資金調達額
$88.728 million+
・最大の資金調達額
$10.7 million
・ベンチャーキャピタルのファンド調達額
$95 million+
・スタートアップに投資したVC、企業数
56+
・スタートアップに投資したエンジェル投資家の数
30+
・スタートアップアクセレレーターの数
5

■2017
・資金調達したスタートアップ数
90+
・資金調達額
$280.298 million+
・最大の資金調達額
$65 million+
・ベンチャーキャピタルのファンド調達額
$305 million+
・スタートアップに投資したVC、企業数
96+
・スタートアップに投資したエンジェル投資家の数
44+
・スタートアップアクセレレーターの数
8


【現在のタイのスタートアップエコシステム】
■概要
・タイのスタートアップ数
1,500

・本社の登記場所
タイ: 67%
シンガポール: 23%
米国: 7%

・業界
ライフスタイル: 33%
Eコマース: 23%
フィンテック: 17%

・学歴
修士 50%
学士 47%

・年齢
<26歳 3%
26-29歳 30%
30-39歳 60%
40歳< 7%

・性別
男性 93%
女性 7%

・スタートアップの経験
なし 20%
失敗経験あり 17%
成功経験あり 23%
失敗、成功経験あり 37%

■主なスタートアップ
・Amazonのコピー
Lazada
Orami

・Paypal, Stripeのコピー
Omise
2C2P

・Uberのコピー
Grab

・Fiverrのコピー
Fastwork

・Yelpのコピー
Wongnai

・Priceineのコピー
Agoda

・TechCrunchのコピー
Techsauce

・Seamless, GrubHubのコピー
Foodpanda
LINEMan

■主なベンチャーキャピタル(VC)
InVent
ARDENT CAPITAL
GALAXY VENTURES
INSPIRE VENTURES
DTAC ACCELERATE
TRUE INCUBE
N-VEST
CYBERAGENT VENTURES
CENTRAL ONLINE

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