タイの紀伊国屋書店で20%割引だったこともあり、
「東大読書」という本を読んでみました。

総合評価としては、9点(10点満点)
非常に良い本です。
読書に限らず、人が物事を学ぶときに必要なプロセスが分かりやすく整理されています。

■対象読者イメージ
学生から社会人の方まで、
学びスキルを向上させる必要のある方。

■著者(西岡 壱誠)の経歴
現役の東京大学3年生。
歴代東大合格者ゼロの無名校のビリ(元偏差値35)だったが、東大受験を決意。
あえなく2浪が決まった崖っぷちの状況で「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」を実践した結果、みるみる成績が向上し、東大模試全国第4位を獲得。東大にも無事に合格した。
現在は家庭教師として教え子に 「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」 をレクチャーする傍ら、 1973年創刊の学内書評誌「ひろば」の編集長も務める。
また、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行なう「ドラゴン桜2 東大生チーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、受験や学習全般に関してさまざまな調査・情報提供を行っている。
著書に『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』『読むだけで点数が上がる!東大生が教えるずるいテスト術』(ともにダイヤモンド社)、『現役東大生が教える 東大のへんな問題 解き方のコツ』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

■本の背景
いくら勉強しても伸びない人(過去の自分)のために、
効果的な勉強方法を紹介するために書かれた本のようです。

■本の概要
読書の方法を5つのステップにわけて説明しています。
各ステップの要約を下記に書いています。

1.仮説構築
・読む前に、本のカバーから全体像の仮説をつくる。
・本を読む目標、目標を達成するための要素を書き出す

2.取材読み
・前のめりで著者の感情を感じながら読む
・「なぜそのように思うのか?」など質問を書き出しながら読む
・質問の答えがみつかったら書き出す

3.整理読み
【要約読み】
・節、章を読み終えるごとに要約文を書く(30文字以内)
・本を読み終えたら本全体の要約文を書く(140文字以内)
【推測読み】
・要約を読み、次の章の要約を仮説ベースで書いてみる
・章を読み終えた後、仮説ベースの要約を見直す

4.検証読み
【パラレル読み】
・似ている本を2冊以上同時に読む
・違い、共通点を書き出す
・なぜ違いがあるのか調べる

【クロス読み】
・具体的な論点に関する異なる主張を書き出す
・主張をそれをサポートするファクトの構成を書き出し違いを認識
・別のソースでファクト、ファクトと主張の論理構造は正しいか調べる

5.議論読み
・目標を達成できたか、目標を達成する要素にヌケモレがあったかみなおす
・次の目標を立てる(その目標を達成するための読書などインプット計画をたてる)
・クロス読みのまとめを読み直す
・本の評価を決める(結論を出す)

■評価
【感想】
読書による学びのプロセスが具体的に説明されており、
その瞬間から実践できるようになっています。
ここまで効果的な読書をわかりやすく、
具体的に書いた本は他になさそうです。

【気付き】
コンサルタントがクライアントの問題解決のために使用する、
仮説検証プロセスと非常に似たプロセスになっていると感じました。
再度、仮説と検証というプロセスが非常に有益なものだと認識。

【To Do】
上記の5ステップをしっかり守って読書しようと思います。