タイの上場企業の粉飾を見破る方法をまとめました。
■目次
上場企業が粉飾を行う目的
粉飾でよく行われること
粉飾による歪み
粉飾を見抜くポイント
■上場企業が粉飾を行う目的
「業績が良い」と世間に思われたいから粉飾を行う。
その理由は、株価、業績連動賞与、取締役の役職への執着などんが原動力。
■粉飾でよく行われること
1.売上の水増し
2.売上原価の不正削減(実際より少ない額を計上)
3.ソフトウェア、システムの購入、のれん等の無形固定資産取得を偽装
■粉飾による歪み
1.売上の水増しを行った場合の歪み
症状としては下記のようなものが現れる。
・営業キャッシュ・フローがPLの営業利益に比べて少ない。
・売上債権の増加
水増しした売上高と同額だけ売掛金が不自然に膨らむ。
売上債権回転期間は2~3か月が通常。それを大幅に超える場合は何か問題がある可能性あり。
2.売上原価の不正削減
・棚卸資産の増加
売上原価=期首の棚卸資産 + 当期仕入れ - 期末の棚卸資産
よって、期末の棚卸資産が増えると売上原価は減る。
売上原価が減れば、その分利益は増加。
棚卸資産回転期間=棚卸資産 / (売上高 / 12)
通常、棚卸資産回転期間は2~3か月程度。6か月以上だとかなり怪しい。
3.無形固定資産取得の偽装
・ソフトウェア等の無形固定資産増加
無形固定資産を計上し、その分、経費(費用)の計上額を削減
計上分は、投資キャッシュフローがマイナスになるが、それは望ましい項目。
営業キャッシュ・フローは増え、投資キャッシュフローがマイナスとなる。
■粉飾を見抜くためのポイント
1.売上債権が売上に比べて大きすぎないか
・売掛金の額
・受取手形の額
・売上高
・売上債権回転期間
2.棚卸資産が売上高に比べて大きすぎないか
・棚卸資産
・売上高
・棚卸資産回転期間
3.ソフトウェアやのれんの金額が不自然に増加していないか
・ソフトウェア
・のれん
4.営業利益に比べて営業CFが大きく落ち込んでいないか
・営業利益
・営業CF
5.借入金残高が増加していないか
赤字なのに利益を上げると、税金も支払う必要がでるためキャッシュが足りなくなりやすい。
・短期借入金
・長期借入金
■目次
上場企業が粉飾を行う目的
粉飾でよく行われること
粉飾による歪み
粉飾を見抜くポイント
■上場企業が粉飾を行う目的
「業績が良い」と世間に思われたいから粉飾を行う。
その理由は、株価、業績連動賞与、取締役の役職への執着などんが原動力。
■粉飾でよく行われること
1.売上の水増し
2.売上原価の不正削減(実際より少ない額を計上)
3.ソフトウェア、システムの購入、のれん等の無形固定資産取得を偽装
■粉飾による歪み
1.売上の水増しを行った場合の歪み
症状としては下記のようなものが現れる。
・営業キャッシュ・フローがPLの営業利益に比べて少ない。
・売上債権の増加
水増しした売上高と同額だけ売掛金が不自然に膨らむ。
売上債権回転期間は2~3か月が通常。それを大幅に超える場合は何か問題がある可能性あり。
2.売上原価の不正削減
・棚卸資産の増加
売上原価=期首の棚卸資産 + 当期仕入れ - 期末の棚卸資産
よって、期末の棚卸資産が増えると売上原価は減る。
売上原価が減れば、その分利益は増加。
棚卸資産回転期間=棚卸資産 / (売上高 / 12)
通常、棚卸資産回転期間は2~3か月程度。6か月以上だとかなり怪しい。
3.無形固定資産取得の偽装
・ソフトウェア等の無形固定資産増加
無形固定資産を計上し、その分、経費(費用)の計上額を削減
計上分は、投資キャッシュフローがマイナスになるが、それは望ましい項目。
営業キャッシュ・フローは増え、投資キャッシュフローがマイナスとなる。
■粉飾を見抜くためのポイント
1.売上債権が売上に比べて大きすぎないか
・売掛金の額
・受取手形の額
・売上高
・売上債権回転期間
2.棚卸資産が売上高に比べて大きすぎないか
・棚卸資産
・売上高
・棚卸資産回転期間
3.ソフトウェアやのれんの金額が不自然に増加していないか
・ソフトウェア
・のれん
4.営業利益に比べて営業CFが大きく落ち込んでいないか
・営業利益
・営業CF
5.借入金残高が増加していないか
赤字なのに利益を上げると、税金も支払う必要がでるためキャッシュが足りなくなりやすい。
・短期借入金
・長期借入金
コメント