タイのバンコクに移住した経営コンサルタントの日記

タイのバンコクに移住した経営コンサルタントが、「タイ移住」「タイの生活」「タイのビジネス」について語る


■投資の対象となる株の種類
1.成長株
売上、利益が年々増加しており、今後も増加が見込まれる企業
2.割安株
企業価値と比較して株価が割安になっている企業
3.復活株
どん底からよみがえり、業績が劇的に改善する企業

■タイ株の銘柄選び方のステップ
1.財務指標でのスクリーニング
2.決算短信、Annual reportの確認

■成長株の見分け方
1.過去3年の売上高、営業利益、純利益が毎年増加している
2.上記の増加率が下がっていない
3.今後の売上、営業利益、純利益が引き続き同程度もしくはそれ以上の増加率で増加すると予想されている
4.ROE10%以上、ROA5%以上をキープ
5.株価がまだ大きく上昇していない

■割安株の見分け方
1.PER (Price-earning ratio)
PER=株価 / 1株あたり(予想)当期純利益
PERは低いほど株価が割安だとされている。
ただし、業績が安定していて、毎年黒字を計上していないとPERによる適切な評価は難しい。
基本的には予想業績数値を使用して計算する。
当期PERが異なってもどちらが割高かは一概にはいえない。将来の中期的利益予想が異なるため。
利益が毎年安定しており、成長のない企業のPERは10倍前後が適正か。
年率成長とPERの関係は、
10%:15倍
30%:42倍
ー2%:9倍
実質PER=株価 / (経常利益 x 60% / 発行済み株式数)
過去10年間の実績をもとにPERを計算するのもあり。安定していれば。
・PERが低い理由
下記1.3.の理由であれば購入してもよいが、2.の場合は避ける。
いずれにしても、下落が収まるまでは購入しない方がよい。
1.株式市場全体が低迷しており、実態以下の値段で売られている
2.業績悪化、成長鈍化を織り込んでいる
3.不人気のため安値で放置されている
タイSET市場の平均PER: 16.8(2018年8月時点)

2.PBR(Price book value ratio)
PBR=株価 / 1株当たり純資産
PBRが1以下の場合は割安だとされている。
1前後で割安という認識がでて買い戻されることも多い。
PBR= PER x ROE
PBRが低い場合、PERが低いのか、ROEが低いのかチェックする。
PERが低く、ROEが高いのであれば割安。
保有有価証券の値下がり、固定資産の売却、リストラなどで一気に純資産が減ることがある。
タイSET市場の平均PBR: 1.92(2018年8月時点)

3.配当利回り
配当利回り(%)=1株当たり(予想)配当金 / 株価 x 100
高いほど株価は割安とされる。
タイSET市場の平均配当利回り: 2.98%(2018年8月時点)
適正な配当利回りは、安定した電気、ガス株の水準を参考に。
この水準を大きく超える場合は要注意。
株価が下がることで配当利回りが上昇している銘柄は下落が止まるまで手を出さない。
配当利回りが高い理由
1.株式市場全体が低迷しており、株価が下がっている
2.予想より配当金の額が少なくなったり、来期以降配当金が減らされる可能性が高いと市場参加者が判断
3.不人気のため安値に放置されている

4.その他条件
毎年黒字を計上
無借金orそれに近い状態
営業キャッシュ・フローが毎期プラス

■復活株の見分け方
1.赤字幅が縮小している
2.赤字だが、黒字化の予想を出している
3.株価は下降トレンドではない
3.倒産のリスクが低い

■業績予想数値の取り扱い
あくまでも予想である。
特に、輸出入の割合の高い企業(電気、自動車、食品など)
資源関連の企業(石油、石炭、金属、商社など)
は為替相場、商品市況によって利益が大きく変動するため、予想は参考程度する。

■倒産のリスクを測る項目
1.自己資本比率(株主持分比率)が低い(自己資本がマイナスのため算定不能)
80%以上 安心
50%以上 合格
20%以下 リスクが高い
2.現金同等物に比べて有利子負債が多い
時系列で有利子負債と現金同等物の金額を比べ、
両社の差が年々開いている場合は倒産リスクが高い。
3.営業キャッシュフローがマイナス
基本的には一年でもマイナスがあればアウト。
景気が非常に悪い時の鉄鋼、化学、半導体などは1年であれば許容。
また、高成長企業も許容。(ただし、リスクは高い)
4.累積損失がある(利益剰余金がマイナス)
総資産の30%以上の利益剰余金があれば優良。
累積損失、欠損金があるのはだめ。
5.債務超過である(株主持ち分がマイナス)
6.赤字が5年以上続いている
7.継続企業の前提に疑義の注記がある
8.配当金は出しているか
9.監査法人が頻繁に交代していないか
10.流動比率=流動資産 / 流動負債 100%未満であれば要注意
11.当座比率=当座資産/ 流動不正 100%以上であれば安全性高い
12.固定長期適合率=固定資産 / 自己資本+固定負債 100%以下であればOK.
■オーナー企業、上場企業の上場子会社
TOB(Take over bid)が行われ、株を強制的に買い取られるケースがある。
株価が下降トレンドになったら含み損が小さいう8ちに損切りする必要がある。

■外国人、投資信託の持ち株比率
数%程度が適当。
今後、増加の余地があるため。

■安全性を確認する指標
キャッシュフロー対有利子負債比率=有利子負債 / 営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー / 利払い
営業利益と営業キャッシュ・フローの差:通常はあまり大きな差がない。粉飾をしていると利益は出ていてもキャッシュが入ってこないので、差が大きくなる。

■投資の基本ルール
1.株価が下がっている途中で買わない
2.仮説(株価上場)が間違っていたら損切りしよう
3.買値から10%以上値下がりしたら売る
4.直近安値を下回ったら損切り
5.移動平均線を下回ったら損切り

■株価のトレンド
・上昇トレンド:
株価が移動平均線の上
移動平均線上向き
この上昇トレンドが続く限りは保有しよう。
・下降トレンド:
株価が移動平均線の下
移動平均線下向き
・下降トレンドだが、上昇トレンドへ転換の可能性あり
株価が移動平均線の上
移動平均線下向き
・上昇トレンドだが、下降トレンドへ転換の可能性あり
株価が移動平均線の下
移動平均線上向き

■トレンド把握のためのチャートと移動平均線
・日足チャート、25日移動平均線
・週足チャート、13週移動平均線
・月足チャート、12か月移動平均線

■投資の意思決定サマリー
・買い
投資候補株リストアップ
株価トレンド
上昇→買う
下降→買わない(トレンドはこまめにチェック)
横這い・不明→できるだけ買わない(トレンドはこまめにチェック)
上昇トレンド入りして間もないタイミングで買う
すでに大きく上昇している場合は押し目で安く買う
安値から5~10倍まで上昇している場合は見送ることも検討

・売り
含み損あり
損切り価格まで下がったら売る
含み損なし
上昇→保有
下降→売る
横這い・不明→保有
下降トレンド入りして間もないタイミングで売るのがベスト
早めに売る











SET上場企業中でNo.1のROA 75.06%(2017年)をたたき出す企業があります。

なぜこのような高ROAを出せるのか調べてみました。

日本の上場企業ROA一位は(株)オウケイウェイヴで、
42.24%(2018年8月時点)ですので、75%がいかに高いかがわかります。

■企業概要
社名:
BEAUTY COMMUNITY PUBLIC COMPANY LIMITED

URL:
https://www.beautycommunity.co.th/index.php/en/#

■事業内容:
化粧品、スキンケア商品の小売事業。
商品カテゴリーは4つ。
 1.メイクアップ
 2.スキンケア
 3.食品サプリメント
 4.アクセサリー

上記商品を次の4つのブランドで販売。
 1.Beauty Buffet
 2.Beauty Cottage and
 3.Beauty Market
 4.Made in Nature
 5.Beauty Plaza(ECサイト、上記4つのブランドを全て取り扱う)

■財務数値
総資産 2,335.49MB
売上高 3,713.40MB 
EBITDA 1,594.03MB
純利益 1,229.32MB
売上総利益率:  67.74%
EBIT: 37.77%
純利益率: 32.91%
総資産回転率: 1.97

■ROAが高い理由
ROA= 売上総利益率 × 純利益率
ですが、売上総利益率、純利益率ともに高い数値となっています。

・資生堂と比較
下記は、資生堂の数値(2017年度)
売上総利益率:  77%
EBITDA: 15.5%
純利益: 2.3%

売上総利益率の段階では、
BEAUTY 67.74%
資生堂 77%
と、資生堂がリード。

しかし、EBIT段階では、
BEAUTY  37.77%
資生堂  15.5%(EBIDA数値を使用)
とBEAUTYが資生堂を大きく引き離す。
この差は販管費のコストによってもたらされている。
BEAUTYはあまりマーケティングコストがかかっていないのか?

純利益では、
BEAUTY  32.91%
資生堂  2.3%
EBITからさらに差が広がっています。
これは、資生堂の特別損失の4.2%と
減価償却費の違いから生まれているといえます。
減価償却費が大きくことなるのは、
資生堂が製造まで行っているのに対して、
BEAUTYは販売のみである、という違いが大きそうです。



1.現地採用で暮らす人の備忘録
・実際にタイ株に投資されており、投資結果も公開されています。
http://www.183da1.net/

2.タイの株式・投資
・2018年5月から始まったブログのようです。
・タイ株に特化したブログです。
http://thaiinveststock.com/jp/

これより下は英語サイトになります。

3.Obermatt
・各投資戦略別にTop10銘柄がリストアップされています。
https://www.obermatt.com/en/index/stock-exchange-of-thailand-set-index-bngkset/top-10-stocks-2017-06-16-f583d2b5.html

4.Thai Stocks
・1997年から続く老舗的存在。
https://thaistocks.com/

5.タイ株に関するBlog forum
http://thaistocktips.blogspot.com/

6.ThaiCapitalist
http://www.thaicapitalist.com/


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